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学科・専攻科教員紹介
- 総合科学科 / 電子制御工学科 / 産業システム工学専攻
山下 泰史
英名 | Taiji Yamashita |
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学科 / 専攻科 | 総合科学科 / 電子制御工学科 / 産業システム工学専攻 |
職位 | 講師 |
学位 | 博士(学校教育学) |
役職・委員 | 学生主事補 |
専門分野 | 表面物性工学 |
主な研究テーマ |
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キーワード | #SEM #前処理 #生物試料 #イオン液体 #ナノスーツ |
担当科目
研究紹介
SEM(走査型電子顕微鏡)観察のための生物試料の簡便な前処理
特徴
走査型電子顕微鏡(SEM)は,技術や医学・生物学分野や微細加工等の研究において欠くことのできない機器として広く普及している.また中学校における理科,技術や高等学校の生物における教材でプランクトンや考古木材等の細胞のSEM画像が見られるなど,教育の分野においても活用されている.
生物試料をSEMで観察する際には,真空中で破壊や変形が生じないように前処理をする.しかし,この前処理には特別な装置や薬品が必要となり,大変,時間や手間を要する.一方で最近,新しい前処理方法としてナノスーツやイオン液体を試料に塗布することにより,生物試料のSEM観察が容易になることが報告されている.特に木材について,イオン液体はバイオマスの糖化を助長するため,イオン液体を用いた処理が木材の微細構造の破壊や変形を引き起こすことが懸念されていた.
本研究の結果,これらの生物試料に対してイオン液体を用いた前処理方法が適用可能であることを示した.また木材においてはバイオマス利用よりも,1)イオン液体の濃度が低い,2)温度が室温程度で低い,3)処理時間が短いという理由により,微細構造の破壊や変形が見られなかったことを明らかにした.今後,考古木材および関連する科学において大きな需要が期待されており,この方法により広い科学的応用を目指している.
業績
クラブ顧問
硬式野球部
広島商船の野球部は,高等学校野球連盟(以下,高野連)チームと高等専門学校(以下,高専)チームの二つの部門に分かれています.高野連チームは,伝統的な高校野球の枠組みの中で活動し,甲子園出場を目指す活動を行っています.部員の多くが寮生であり,長期の休業期間中は自宅から通学することが困難であるため,春休みや夏休みを活用して合宿を行い,練習に集中しています.
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