練習船 広島丸
練習船広島丸は、商船学科学生の航海実習・実験実習及び学術研究(教員・企業・大学などの研究機関との共同研究)に使われています。 また、地域への貢献、次世代の青少年に海や船への関心を持ってもらうために、広島丸を活用した公開講座や主に瀬戸内海の各地で、海上教室・体験航海・一般公開を行っています。
- 教育への利用
商船学科学生は、船内で宿泊しながら、西は山口・九州方面(別府・下関・門司等)、東は関西方面(大阪・神戸・高松等)と、穏やかな瀬戸内海の恵まれた環境を実習のフィールドとして、船員としての技術・資質を高める航海実習を行っています。 - 研究への利用
超音波多層流向流速計(ADCP)他、水温・塩分・深度計(STD)などの海洋観測機器を備えていますので、海洋観測・船体運動・燃焼効率向上などの研究に使われています。 計測データは、船内のデータ処理装置で収集することができます。 - 地域貢献への利用
公開講座・体験航海・海上教室を小・中学生及び一般市民対象に実施しています。 また、近隣の小・中学校からの要請で海洋環境教室と組み合わせたイベントを行っています。
練習船実習
練習船実習の内容
航海コース | 機関コース |
実習項目 | 実習時間 | 主な細目 | 実習項目 | 実習時間 | 主な細目 |
船舶要務 |
10 |
船内要務、 航海実務 |
船舶要務 |
10 |
船内要務、 機関実務 |
当直実習 |
45 |
航海当直 |
当直実習 |
45 |
機関運転法 |
運用実習 |
25 |
操船法、出入港法 |
運用実習 |
15 |
操船法、出入港法 |
航海実習 |
25 |
航海計器取扱い |
航海実習 |
15 |
航海計器取扱い |
機関管理 |
20 |
機器、装置性能検査 |
機関管理 |
40 |
機器、装置性能検査 |
保安応急法 |
15 |
保安応急部署及び対策 |
保安応急法 |
15 |
保安応急部署及び対策 |
計 |
140 |
|
計 |
140 |
|
教員
学位 | 職名 | 氏名 | 担当科目 |
学士(法学) |
船長 教授 |
清田 耕司 |
海事法規Ⅰ、海事法規Ⅱ、船舶安全工学、商船演習、 海事演習、運送契約論 |
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機関長 准教授 |
大内 一弘 |
機関管理、商船演習、海事演習 |
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一等航海士 助教 |
薮上 敦弘 |
商船概論、海事演習、商船演習、航路論 |
|
一等機関士 助教 |
金川 静子 |
商船概論、海事演習、商船演習 |
広島丸概要
就航年月日 |
平成9年1月20日 |
幅 |
10.2m |
航行区域 |
近海区域 |
深さ |
5.5m |
全長 |
57.0m |
総トン数 |
234トン |
垂線間長 |
48.5m |
航海速力 |
14.4ノット |
最大搭載人員 |
56名(乗組員9名含む) |
推進機関 |
1300馬力 |