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岡山 正人

教員紹介

氏名 / 英名 岡山 正人 / Masato Okayama
学科 流通情報工学科
職位 教授
学位 博士(工学)
役職・委員 副校長(総務担当)
専門分野 交通工学、交通計画、データ解析
担当教科

情報基礎(経営)(3年)、スケジュール管理(4年)、データ解析(4年)、輸送計画(5年)、在庫管理(5年)

交通工学(専攻科1年)、交通計画論(専攻科1年)、マーケティング・リサーチ(専攻科2年)、ロジスティクス工学(専攻科2年)

基礎実習(1年)、流通演習(2年)、流通情報工学演習(4年)

卒業研究

資格等
所属学会・協会 日本土木学会、日本都市計画学会、交通工学研究会、日本航海学会など
TEL・E-mail (代表)0846-65-3101

担当科目と概要

情報基礎(経営)(3年)

企業経営に利用される基本的な手法について学習する。具体的には、経済性分析、投資分析、需要予測手法、データの可視化手法などについて学ぶ。

データ解析(4年)

統計的推定および検定の考え方とその基本的な方法をも学ぶ。具体的には、統計的な推定として最尤推定量や区間推定などについて学習するとともに、統計的検定に理解する。

スケジュール管理(4年)

PERTによる日程計画手法について学ぶ。

在庫管理(5年)

現在の物流において非常に重要な管理部門のひとつになっている在庫管理について学ぶ。具体的には、在庫管理が必要性が高まった経緯、現在における在庫管理の考え方、基本的な在庫管理手法について理解する。

輸送計画(5年)

物流における輸送計画の代表的な手法について学習する。具体的には、ダイクストラ法による最短経路問題、飛び石法などによる輸送計画問題、セービング法などによる配送計画問題などについて理解する。

交通工学(専攻科1年)

自動車交通(モータリゼーション)の課題について学び、公共交通の在り方や過疎・高齢化地域におけるか交通の諸問題やその対策、交通需要マネジメント(TDM)について理解する。

交通計画論(専攻科1年)

交通計画の考え方について学ぶ。具体的には、交通調査の方法や交通需要手法などを学ぶとともに、我が国が抱える環境問題や過疎・高齢化などにおける交通の課題について理解する。

マーケティング・リサーチ(専攻科2年)

マーケティングリサーチで利用される社会調査方法や得られたデータの信頼性の測定方法などを学ぶとともに、データ解析の手法として多変量解析の代表的な手法やデータマイニングの考え方などについて理解する。

ロジスティクス工学(専攻科2年)

サプライチェイン・マネジメントの考え方として「制約理論(TOC)」について紹介する。

研究紹介

主な研究テーマ

  • 過疎地・高齢化地における生活交通に関する研究

キーワード

  • 過疎化
  • 高齢化
  • 交通計画
  • 島嶼部
  • 生活交通

技術相談分野

  • 交通の諸問題の分析
  • 社会調査
  • データ解析

利用可能な施設・資料等

研究内容

概要

本校の位置する大崎上島の公共交通機関の在り方に関する研究を行っている。大崎上島では、高齢化により車の運転が困難な人が増加しており、バスのなどの交通機関の在り方が問われている。また、過疎化により高速船やフェリーなどの利用者が減少したことにより中には赤字で運航されているものもある。本研究では、こうしたバスや海上交通などの運航形態や赤字に対する補助の在り方、利用促進策などについて研究を進めている。

また、三原市の佐木島を対象に、島民の交通行動の実態や交通機関に関する意識をもとに、将来の佐木島島内で運行される新た交通システムの導入について分析を進めている。

特徴

住民へのアンケート調査を実施することで得られたデータを利用し、計量的なアプローチにより分析を行っている。また、行政との連携により、分析結果から得られた知見は直接行政にも提供し、実際の公共交通の運営や新たな交通システムの導入の参考にしていただいている。

成果

  • 島民、特に高齢者の交通実態について明らかにした。
  • コミュニティ・バスや高速船などの島民による経済的評価を明らかにし、それらへの赤字補てん額の在り方について提案した。
  • 利用者から要望が強かったコミュニティ・バスの時刻表について、高齢者でも見やすく乗り継ぎ情報などもわかりやすいポータブル時刻表を作成し、利用者に配布した。
  • 佐木島へのヒッチハイク型交通システムの導入に関する島民の意識を明らかにした。

業績

論文(査読有)

  • 岡山、バスの評価と自動車の利用意識が将来のバスの利用意向に及ぼす影響分析 -大崎上島を事例として-、交通科学52巻1号、p.27~35,2021
  • 岡山、赤字高速船航路に対する島民による経済的評価に関する研究ー大崎上島、竹原ー大長航路を事例としてー、日本航海学会論文集Vol.142 p.29~36、2020
  • 岡山,田中,赤字高速船航路に対する島民の利用意識に関する研究―大崎上島、竹原-大長航路を事例として―,日本航海学会論文集128号,p.34~42,2015.
  • 岡山,赤字高速船航路の島への貢献度に対する島民の意識構造に関する研究-大崎上島、竹原-大長航路を事例として-,日本都市計画学会,都市計画論文集,Vol.50 No.1, pp.142~14,2015.
  • 岡山,地域住民による旅客船航路の経済的評価に関する基礎的研究―江田島市~呉秋月航路を事例として―,日本航海学会論文集128号,p.135~144,2013.
  • 岡山,島民の島外への交通行動からみた海上交通の利用実態分析―大崎上島を事例として-,日本航海学会論文集124号,p.371~379,2011.

国際会議(査読有)

  • Okayama.M and Tagami.A,A Study of Economical Valuation of aPassenger Boat Line in deficit - Case Study of Rapid Boat between theOsaki-Kamijima Island and the Main Land in Japan -,Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies Vol.10, ONLINE JOURNAL,2015.
  • Okamura.S and Okayama.M,Development of Trip Guide System of the Osakikamijima Island "Shima-NAVI",Proceedings of the Eastern Asia Society for Transportation Studies Vol.9, ONLINE JOURNAL,2013.
  • Okayama.A and Tanaka.Y,A Study of Economic Valuation of a Community Bus Service Operated in an Island - Case Study of "The Oto-Hime Bus" in the Osaki-Kamijima Island in Japan -,Proceedings of the Eastern Asia Society for Transportation Studies Vol.9, ONLINE JOURNAL,2013.
  • An Attitude Analysis of Elderly People toward Mobility and Community Bus in Rural Area - Case Study of the Osaki-Kamijima Island in Japan -,Journal of the Eastern Asia Society for Transportation Studies Vol.8, ONLINE JOURNAL,2011.

学会発表

学内紀要

その他

  • 岡山,広島商船高等専門学校 流通情報工学科における物流人材教育,日本航海学会誌 NAVIGATION224巻,p.4~11,2023.

社会活動等

社会活動

大崎上島公共交通連携協議会議長
江田島市公共交通連携協議会議長
日本航海学会編集委員

クラブ顧問

軽音楽部

商船祭、西中国地区音楽祭(軽音楽の部)への参加、および新入生歓迎ライブなどの開催