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新型コロナウイルス感染症に関する対応について（５月１７日）
校長 河口 信義
本校関係者の皆様，特に保護者の皆様におかれましては，大変ご心配をおかけしましたこと，またご連絡が遅くなりましたことお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
本校の新型コロナウイルス感染者は５月１７日現在４名となっており，以下にこれらの経過と現状をご報告いたします。
本校１例目（令和２年度感染者）：令和３年１月１４日付け本校ホームページ（https://www.hiroshima-cmt.ac.jp/info/001167.html）に掲載しており，感染者は既に完治し元気にしております。
本校２例目(通学生)：５月５日飲食を共にした地元の友人がＰＣＲ検査の結果陽性であることが判明し，本人も５月６日にＰＣＲ検査を受けその結果陽性であることがわかり，同日直ちに広島市内の宿泊型療養施設に入所しました。
現在，本人は５月１２日に宿泊型療養施設を退所し自宅療養中です。なお，本校及び保健所による調査結果から，本人は４月２１日から登校しておらず，本校関係者との接触はありません。
本校３例目(寮生)：５月９日保護者から，家族がＰＣＲ検査結果陽性となった旨の連絡があり，また本人に発熱症状が見られたことから，他の寮生との接触を避けるため直ちに静養スペースに移動させました。５月１０日本人のＰＣＲ検査の結果陽性が判明したため，保健所の指示に従って，引き続き静養スペースで療養させた後，５月１１日呉市内の病院で精密検査の結果入院となりました。現在本人は，５月１６日に退院し自宅療養中です。
なお，本事例では，５月１３日保健所による校内および寮内の調査が行われ，寮生および学校関係者のうち濃厚接触の可能性のある者全員のＰＣＲ検査を実施し，５月１６日その結果全員陰性であった旨の報告を受けました。
また，保健所の指示により，５月２３日まで学校の監督下以外の寮生の外部との接触を制限されています。
本校４例目(通学生)：５月１５日に本人からＰＣＲ検査の結果陽性であった旨の連絡がありました。現在本人は，保健所の指示に従って，５月１６日東広島市内の病院で精密検査を行った後，福山市内の宿泊型療養施設に入所しています。学校としては，校内および課外活動関係における濃厚接触の可能性がある者に連絡し，寮内においては濃厚接触の可能性がある寮生を他の寮生と接触させないように適切な対応を行い，保健所と綿密に連絡をとりながら対処中です。
なお，５月１１日に本人から家族がＰＣＲ検査陽性であった旨の報告を受けています。
保健所からの指導および５月１６日から５月３１日までの間広島県に緊急事態宣言が発出されたことから，本校としては５月２３日まで以下の方針で対応いたします。（・は全学生，＊は若潮寮生向けです）
・オンライン授業を実施します。(オンライン授業は，５月３１日まで継続します。)
・通学生の学校構内への立ち入りは原則禁止とします。ただし，就職活動等において，学校の対応が必要な場合には個別に対応します。
・課外活動は禁止とします。
・学校および寮生活に不安がある学生には学生相談フォームに専用窓口を設け，個別に相談を受け付けています。また，希望する学生にはカウンセラーとTeamsによる相談も受け付けています。
＊若潮寮生はオンライン授業を寮の自室または校内の指定された場所で受講を可能とします。
＊若潮寮生は感染防止への最大限の対処（マスクの着用，身体による接触がなく適切な距離の確保など）を行っている場合には，学校および寮の敷地内において軽微な運動を可能とします。
＊若潮寮生は教員の監督及び指導のもとで，指定の時間に買い物に行くことを可能とします。
＊若潮寮生は外泊を禁止とします。外出は学校構内のみとします。
ここでお伝えしましたように暫くはオンライン授業の実施ということで，通学生の保護者の皆様におかれましては，学生がオンライン授業の実施でお困りの場合には遠慮なくお知らせください。
また，寮生の保護者の皆様におかれましては，保健所と連絡しながら最大限の感染防止対策をとっており，学校および寮の生活で何かと不便なこともございますが，寮生にはできるだけストレスをかけないで生活や授業などが実施できるべく配慮を行っておりますので，ご心配かとは存じますが今暫くご辛抱いただいて，学校にお任せいただければ幸いです。
関係者の皆様におかれましては，こちらからの情報提供が十分でなかったり，あるいは対応が遅かったりすることなどもあろうかと思います。皆様におかれましては，不安なことやお知りになりたい情報などがございましたら遠慮なくお知らせください。